推理の深い森の中に分け入る。
法月綸太郎『法月綸太郎の不覚』(講談社)は作者と同姓同名の探偵を主人公とするシリーズの最新作品集だ。 収録された4作のうち、最後の「平行線は交わらない」のみ書き下ろし
高速道路を走る際、ふとラジオのスイッチを入れて交通情報を確かめる。 そんなドライバーの日常に長く寄り添ってきたハイウェイラジオが、ひとつの節目を迎えようとしている。 1983(昭和58)年12月、 「引きこもりの友人が、別人に入れ替わっている」 そんな奇妙な相談事から始まるミステリー『白色光の影を浚う』は、昨年、『死んだら永遠に休めます』で大きな話題を呼んだ遠坂八重さんの最新作だ。