――本書執筆の経緯を教えてください。 10万部を超えるベストセラーとなった前著『絵を見る技術─名画の構造を読み解く』では構図に焦点を当てていましたが、今回は様式(スタイル)がテーマです。 前著には この30年で、消化器がんをはじめとする外科手術の風景は大きく変わった。 かつて主流だった開腹手術から、傷が小さく体への負担が少ない腹腔鏡下手術(ふくくうきょうかしゅじゅつ)へと進化し、さらに現在ではロボ 8名の書店員が日々の仕事について率直に書き、語った本である。 「心を無に」「すり減らされて」「脳がオーバーヒート」。 つらい独白が並ぶ表紙にいささか怯みもするが、これはひとまず惹句として置いておくべきだ