没後30年を迎えた司馬遼太郎。 本誌連載作の『空海の風景』を、平成生まれの書評家・渡辺祐真氏が論じる。 (『中央公論』2026年6月号より抜粋) カナダで警察が追跡した“ホットドッグ泥棒”の正体が話題を呼んでいる。 容疑者は赤毛で小柄、厚い毛皮をまとった常習犯ーーその正体は、お腹を空かせた1匹のキツネだった。 警察が公開した写真には、ホットドッ 8名の書店員が日々の仕事について率直に書き、語った本である。 「心を無に」「すり減らされて」「脳がオーバーヒート」。 つらい独白が並ぶ表紙にいささか怯みもするが、これはひとまず惹句として置いておくべきだ