◆母娘テーマ、落胆の種、象徴殺人への道 消えた猫、失(な)くした顔、境界越え、秘密の通路、地下世界、脱出口、象徴殺人、動物寓話(ぐうわ)といった村上ならではの要素が絶妙な形で再構成されている。 単独の
◆分断の修復 似て非なる2冊の共通項 この2冊の本はそれぞれ違うものを扱っている。 『曖昧な弱者の時代』は現代日本の社会状況と政治状況について。 『「マイノリティ支配」の正体』は現代イギリスのそれについ ◆秩序が崩壊した時代の喧噪 現代日本の観客は、総じて大人(おとな)しい。 気に染まぬ舞台を観ても、じっと黙って耐えている。 ところが、16世紀後半、スペインには劇場を喧噪(けんそう)の渦と化すモス