◆野生で生きる若鳥への影響から考える ある生きものの生き方、すなわち生態を調べることは、たいへん興味深く、個人的にはやりがいのある仕事である。 ただし社会的な効用が少なく、実利があるとは考えにくいので ◆60年の思考の軌跡 時代の特異点 希有な回想録である。 ここにはノスタルジーがない。 情景描写がない。 武勇伝がない。 つまり「自己愛」的な要素がきわめて少ない。 そもそも著者自身が主役にみえないのだ。 記さ ◆共振する体験「写真の行為をたどり物語る」 著者と森山大道との出会いは、一九八四年、日本の写真家の海外展を準備していたキュレーターの通訳としてのことだった。
この仕事が、継続的に写真とかかわる大きなき