著者・鹿島茂氏は律儀なひとだ。 学生のころ吉本隆明『共同幻想論』が理解できなかった。
後年≪エマニュエル・トッドの家族人類学≫を読み≪突如、理解可能≫になった。 そこで『ちくま』に連載六八回、六百頁(ページ ◆秩序が崩壊した時代の喧噪現代日本の観客は、総じて大人(おとな)しい。 気に染まぬ舞台を観ても、じっと黙って耐えている。 ところが、16世紀後半、スペインには劇場を喧噪(けんそう)の渦と化すモスケテーロと 更年期を迎える40代からは、家庭・仕事・体の変化といった悩みが重なり、将来への不安も膨らみがち。 ホルモンバランスの乱れもあり、自己肯定感まで揺らいでしまいますよね。 そんなモヤモヤを抱えオトナ世代に向け